秋の夜長に楽しむ文化と芸術──感性を育む「引き出しの多さ」

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お便り

2025/10/19

秋の深まりとともに、どこか物思いにふける時間が増えていませんか。秋は読書の秋、芸術の秋。心が豊かになる季節です。

先日、待ちに待ったキングダムの最新刊（10月17日発売）を仕事帰りに購入しました。帰宅後、ページをめくりながら終始涙が止まりませんでした。物語の力、登場人物たちの生き様に心を揺さぶられる──これもまた、秋がもたらすセンチメンタルな時間なのかもしれません。

そして今、音楽好きの間で大きな話題となっているのが、ポーランドのワルシャワで開催されている「ショパン・コンクール」です。5年に1回開催されるこの国際コンクールは、第三次予選まで終了し、10月19日深夜1時（日本時間）からいよいよファイナルが始まります。

公式YouTubeチャンネルで配信されるため、夜更かしして少しだけでも観てみようと思っています。気になる演奏者は後半に登場するので、明日のお楽しみに取っておくことにしました。

さらに、今週から人気ドラマ「相棒」の新シーズンが始まっていたことを知り、これは私にとって嬉しいサプライズでした。全く気付いていなかったので、これから追いかけて観るのが楽しみです。

映画、小説、漫画、音楽、ドラマ──この秋、鑑賞するものがどんどん増えていきます。みなさんは、秋の夜長に何を楽しんでいますか。

話は変わりますが、本日も講師採用の面接を行いました。学歴、性格、受け答え、どれも申し分ない応募者でしたが、少しだけ気になったのが「真面目すぎないかな、ユーモアはあるかな」という点でした。

しかし、一緒に面接を担当した講師と私が採用を決めた決め手は、応募者が話した「漫画が好きです。特にジャンプ作品が好きです」という一言でした。

漫画は、もはや単なる娯楽ではありません。現代における一種の文化であり、世代を超えたコミュニケーションツールにもなります。時には共通言語となり、笑いのセンスを磨くきっかけにもなるでしょう。

教育現場において、生徒たちと信頼関係を築く上で、「共感できる話題」を持っていることは大きな強みです。勉強だけでなく、漫画や音楽、スポーツなど、さまざまな引き出しを持っている大人は、子どもたちにとって魅力的な存在になります。

人間、引き出しがたくさんある方が魅力的ですよね。

読書や音楽、ドラマや漫画など、さまざまな文化や芸術に触れることは、感性を豊かにし、人間としての深みを増してくれます。それは教育者としても、一人の人間としても、大切な時間です。

秋の夜長、ショパンの調べに耳を傾けながら、キングダムの続きを読み、相棒の新エピソードを楽しむ。そんな贅沢な時間を過ごせることに感謝しながら、明日からまた子どもたちと向き合っていきたいと思います。

みなさんも、よい日曜日をお過ごしください。

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