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個別指導WAM

お便り

2025/09/09

大局観を持った勉強法:「昨日解けたのに今日は解けない」から脱却する方法

「昨日解けたのに、今日は解けない…」
「やってもやっても先が見えない…」
「一問クリアしても、次がまた解けない…」

このようなもやもやを抱えている生徒さんは多いのではないでしょうか。実は、この問題の根本原因は「勉強の視点」にあります。今回は、効率的で持続的な学習成果を得るための「大局観」について解説します。

近視眼的な勉強法の問題点

よくある学習パターン

多くの生徒が陥りがちな学習方法には、以下のような特徴があります:

近視眼的な学習の特徴

  • 目の前の1問だけを見ている
  • 「この問題」の解き方だけを覚える
  • バラバラの知識として記憶している
  • 「なぜ?」を考えない

結果として起こること

このような学習方法では、以下の問題が発生します:

  • 応用力不足:問題が少し変わると対応できない
  • 知識の断片化:学んだことがつながらない
  • 記憶の定着不良:一時的に覚えてもすぐに忘れる
  • 学習効率の低下:努力に見合った成果が出ない

大局観とは何か?

地図で考える学習法

大局観とは、物事を全体としてとらえる視点のことです。これを地図で例えて説明してみましょう。

近視眼的な勉強(道一本の視点) 地図の中で「一つの道」だけを見て歩いている状態です。曲がり角に来ると「あれ?どっちに行けばいいの?」と立ち止まってしまいます。

大局観を持った勉強(地図全体の視点) 最初に「地図全体」を見渡している状態です。「目的地は、あっちの方向」「この道を進むと、あの目的地につながるんだな」と理解しているから、道が少し変わっても迷いません。

大局観を持った学習の特徴

効果的な学習パターン

大局的にものごとを見られる生徒さんは、以下のような学び方をしています:

大局的な学習の特徴

  • テスト範囲の単元の「全体図」を理解する
  • 公式や用語を「なぜ使うのか」まで考える
  • 異なる科目でも「似た構造」を発見する
  • 知識同士のつながりを意識する
  • 解法の「原理」を理解する
  • 「なぜこうなるのか?」を追求する

得られる結果

学習効果の向上

  • 初見問題にも対応できる
  • 知識が長期間定着する
  • 応用力が身につく
  • 学習効率が大幅に向上する

近視眼的学習の弊害

陥りがちな問題

大局的に見られずに勉強すると、以下のような”もやもや”から抜け出せません:

具体的な問題

  • 「とりあえず暗記」で覚えたことがすぐ抜ける
  • 応用問題に出会うと一気に行き詰まる
  • 努力しても点数に結びつかない
  • 学習への意欲が低下する

大局観を身につける具体的な方法

今日から実践できる3つの習慣

1. 「なぜ?」を3回繰り返す

問題を解く際に、以下のように問いかけてみましょう:

例:数学の二次関数

  • 1回目:「なぜこの公式を使うの?」
  • 2回目:「なぜこの形になるの?」
  • 3回目:「なぜこれが最適解なの?」

この習慣により、表面的な理解から深い理解へと進むことができます。

2. 知識マップを作成する

学習内容を視覚的に整理し、つながりを明確にします:

作成手順

  1. 中心に今学んでいる単元を書く
  2. 関連する概念を周囲に配置
  3. 矢印でつながりを示す
  4. 具体例や応用例を追加

3. 異なる角度から同じ問題を見る

一つの問題を複数の方法で解いてみます:

例:文章題のアプローチ

  • 図やグラフで表現する
  • 式で表現する
  • 言葉で説明する
  • 具体例で確認する

科目別の大局観活用法

数学での大局観

  • 公式の成り立ちを理解する
  • 問題パターンの共通点を見つける
  • グラフと式の関係を視覚化する

英語での大局観

  • 文法の体系的理解
  • 語彙の語源や関連語への展開
  • 文章構造の把握

理科での大局観

  • 現象の背景にある原理の理解
  • 実験結果と理論の結びつき
  • 日常生活との関連性

社会での大局観

  • 歴史の因果関係の理解
  • 地理的条件と文化の関係
  • 現代社会との接点

大局観を育てる環境づくり

学習環境の整備

物理的環境

  • 全体が見渡せる学習スペース
  • 参考資料を手に取りやすい配置
  • 思考を整理できるホワイトボードや大きな紙

精神的環境

  • 「なぜ?」と問うことを歓迎する雰囲気
  • 失敗を恐れない学習姿勢
  • 長期的な成長を重視する考え方

よくある質問と回答

Q: 大局観を身につけるのに時間がかかりそうですが…

A: 確かに最初は時間がかかりますが、一度身につけると学習効率が飛躍的に向上します。長期的には大幅な時間短縮につながります。

Q: テスト直前でも大局観は有効ですか?

A: テスト直前でも、問題の全体構造を把握することで効率的な対策が可能です。ただし、日常的な習慣として身につけることが重要です。

Q: 暗記が必要な科目でも大局観は使えますか?

A: はい。暗記事項同士の関連性を見つけたり、背景にある原理を理解したりすることで、記憶の定着率が大幅に向上します。

まとめ:継続的な成長のために

大局観を持った学習は、単なる勉強のテクニックではありません。物事を体系的に理解し、応用する力を育てる根本的なアプローチです。

身につけるべきポイント

  • 常に「なぜ?」を問う習慣
  • 知識同士のつながりを意識する視点
  • 全体像から詳細へのアプローチ
  • 長期的な成長を重視する姿勢

この視点を身につけることで、「昨日解けたのに今日は解けない」という悩みから解放され、確実に成長し続ける学習者になることができます。


個別指導WAM浜松校での大局観育成

当校では、生徒一人ひとりの学習状況に合わせて、大局観を育てる指導を行っています。

指導方針

  • 個別の理解度に応じたペース調整
  • 「なぜ?」を重視した対話型指導
  • 科目横断的な学習サポート
  • 長期的な学力向上を目指したカリキュラム

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所在地
静岡県浜松市中央区田町226-6 丸八平野ビル2階東

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