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2026/11/08

「興味のない教科も学ぶ意味」|点が線になる、広く学ぶ力

※この記事は、お盆休みに教室のInstagramで連載した「お盆休みコラム(全8回)」の第5回を、今の時期に合わせて再構成したものです。

前回は、手塚治虫先生の「夢は二つ持て」という言葉と、異なる学びがいつか繋がる「コネクティング・ザ・ドッツ」について書きました。

日本の学校教育は、幅広く学ぶ

日本の学校教育では、本人の興味の有無にかかわらず、国語、算数・数学、理科、社会など、さまざまな教科を幅広く学びます。「興味のないものを無理やりやらせなくてもよいのでは?」「古文を勉強する意味はあるのか?」といったお考えもあるかもしれません。

あらかじめ、多くの「点」を打っておく

しかし、「コネクティング・ザ・ドッツ」の観点から見れば、あらかじめ多くの「点」を打っておくことこそが、将来的にそれらが豊かな「線」としてつながる可能性を高めていると言えます。

そもそも人間の興味や関心は、過去に「少しかじったことがある経験」をきっかけに芽生えることがあります。大人になってから、ある分野に興味が湧いたり学び直したりするとき、子どもの頃に一度触れた知識が、入口となる「フック」になっていることもあります。

そうした意味では、広く浅くであっても、多様な知識の土台をつくる日本の学校教育にも、大きな意義があると感じます。

低学年ほど、絞りすぎない

特にまだ低学年のうちは、本人が何に興味を持つのかも、将来どのような道に進むのかも未知数です。だからこそ、特定の分野に絞り込まず、さまざまな学問に触れさせる意義は非常に大きいと言えます。

受験勉強が遅くなったときのジレンマ

一方で、受験勉強を本格的に始める時期が遅くなってしまった場合、悲しいジレンマが生じることがあります。例えば、入試を目前に控え、初めて本格的に勉強へ取り組むようなケースです。

本来であれば、理科や社会といった科目の学習を通じて多様な知識に触れ、可能性を広げたいところです。しかし、志望校の入試科目にそれらが含まれない場合には、限られた時間の中で受験科目を優先し、理科や社会に十分な時間を割けないことがあります。

もし、もっと早い段階から知識に触れ、興味を引き出す環境が整っていれば、理科や社会の授業を通じて歴史や科学の面白さに目覚め、その道に進むとまではいかずとも、興味を持ち、知識を増やすチャンスがあったかもしれません。周囲の環境や時期的な要因によって、本来あったはずの可能性を狭めてしまうのは、とてももったいないことです。

大人になって実感する「学んでおいてよかった」

社会に出て、歴史や科学、文化に関する話題に触れた時。あるいは、大人になってから、「この分野をもう一度勉強してみよう」と思った時。「あの時、学校で理科や社会、あるいは古文を勉強しておいてよかった」と実感することがあります。

子どもの頃に広く学ぶ機会を失うということは、将来の選択肢だけでなく、人生を豊かにする「種まき」の機会を少なくしてしまうということです。

好き嫌いを決める前に、まず出会ってみる

だからこそ、特に子どもたちが小さいうちは、興味のあるものだけに絞りすぎず、できるだけ多くの学びに触れてみてほしいです。好き嫌いを決める前に、まずは出会ってみること。得意不得意を決める前に、まずは少し取り組んでみること。

その小さな経験の積み重ねが、いつかその子自身の進路や仕事、生き方を支える、大切な「点」になるのだと思います。

ただ、新しいものや苦手なものに出会った時、私たちは、「分からないから見たくない」と感じることもあります。

次回(お盆休みコラム 6/8)は、「見ないようにすることで、かえって大きくなってしまうもの」について考えてみます。

よくある質問

興味のない教科を学ぶ意味はありますか?

「コネクティング・ザ・ドッツ」の観点から見れば、あらかじめ多くの「点」を打っておくことこそが、将来的にそれらが豊かな「線」としてつながる可能性を高めていると言えます。広く浅くであっても、多様な知識の土台をつくることに大きな意義があると感じます。

古文を勉強する意味はあるのでしょうか?

大人になってから、ある分野に興味が湧いたり学び直したりするとき、子どもの頃に一度触れた知識が、入口となる「フック」になっていることもあります。「あの時、学校で理科や社会、あるいは古文を勉強しておいてよかった」と実感することがあります。

受験科目にない理科や社会は、後回しにしてもいいですか?

早い段階から知識に触れていれば、興味を持ち、知識を増やすチャンスがあったかもしれません。しかし、入試を目前に控えて初めて本格的に勉強へ取り組む場合、限られた時間の中で受験科目を優先し、理科や社会に十分な時間を割けないことがある、というジレンマとして書いています。

個別指導WAM浜松校について

個別指導WAM浜松校では、小学生から高校生まで、一人ひとりの状況に合わせた個別指導を行っています。興味のあるものだけに絞りすぎず、できるだけ多くの学びに触れることも、その子の将来の可能性を広げると考えています。進路や学び方についてのお悩みも、お気軽にご相談ください。

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