個別指導WAM
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お便り
2025/09/12
大局観を身につける3つの実践習慣:今日から始める効果的な勉強法
「やってもやっても先が見えない…」「昨日解けたのに今日は解けない…」
このような学習の悩みを解決するカギは「大局観」にあります。前回の記事では大局観の重要性について解説しましたが、今回は具体的な実践方法をご紹介します。
大局観とは?(おさらい)
大局観とは、物事を全体としてとらえる視点のことです。
勉強における大局観とは:
- 目の前の問題だけでなく、単元全体の流れを理解する
- 知識同士のつながりを意識する
- 「なぜ?」という原理を追求する
- 応用力につながる本質的な理解を目指す
今日から実践できる3つの習慣
では、どうすれば大局観を育てられるのでしょうか?誰でも今日から始められる3つの習慣をご紹介します。
①「なぜ?」を口癖にする
勉強中に必ず以下のことを問いかけてください:
基本的な問いかけ
- 「なぜこの公式なの?」
- 「なぜこの順番なの?」
- 「なぜこの結果になるの?」
具体例:二次方程式の学習
❌ 近視眼的なアプローチ 「解の公式を覚えよう」
⭕ 大局観的なアプローチ 「なぜこの公式で解けるの?グラフのどの部分を求めてるの?」
この習慣がもたらす効果
- 深い理解:表面的な暗記から原理の理解へ
- 応用力:公式の背景を知ることで変化球問題にも対応
- 記憶の定着:理由が分かると忘れにくくなる
②つながりを探す癖をつける
新しく学んだことを、過去の知識と結びつけたり、日常や実践でどう使うかを考えたりしてください。
つながりを見つけるフレーズ
- 「これ、前に習った○○と似てる!」
- 「あの単元の考え方が使えそう」
- 「日常生活のあの現象と同じだ」
具体例:英語の関係代名詞
❌ 近視眼的なアプローチ 「whichは物、whoは人」と暗記する
⭕ 大局観的なアプローチ 「文と文をつなげる道具なんだ。日本語の『〜という』と同じ役割」
この習慣がもたらす効果
- 知識の体系化:バラバラの知識が一つの体系として理解できる
- 記憶の効率化:関連付けることで記憶しやすくなる
- 実用性の実感:学習内容が身近に感じられる
③全体像を描く習慣
勉強前に必ず以下のことを確認してください:
確認すべき3つのポイント
- 今日学ぶ内容は、単元全体のどの部分?
- 前回の内容とどうつながってる?
- この先どこに向かっていく?
実践方法
教材の活用
- 教科書の目次を見直す
- 単元の最初のページに戻る
- 章末問題で全体の流れを確認する
意識の持ち方 「今、学習の旅のどこにいるのか」を常に意識しましょう。
この習慣がもたらす効果
- 学習の方向性:何のために今の内容を学んでいるかが明確になる
- モチベーション維持:ゴールが見えることで継続しやすくなる
- 効率的な復習:必要な復習ポイントが分かる
科目別の実践例
数学での実践
①「なぜ?」を口癖にする
- 「なぜこの公式が成り立つの?」
- 「なぜこの解法を選ぶの?」
②つながりを探す
- 「この関数、前に習った○○関数と似てる」
- 「物理の運動方程式でも使えそう」
③全体像を描く
- 「今の単元は、関数の性質を学ぶ部分」
- 「次は微分につながっていく」
英語での実践
①「なぜ?」を口癖にする
- 「なぜこの語順になるの?」
- 「なぜこの時制を使うの?」
②つながりを探す
- 「この文法、日本語の○○と同じ発想」
- 「ビジネスシーンでも使えそう」
③全体像を描く
- 「今は時制の使い分けを学んでいる」
- 「最終的には自由に表現できるようになる」
よくある質問と対策
Q: 「なぜ?」を考えても答えが分からない場合は?
A: 完璧な答えを求める必要はありません。疑問を持つこと自体が重要です。分からない場合は:
- 先生に質問する
- 参考書で調べる
- 仲間と議論する
Q: つながりが見つからない時は?
A: 最初は無理に見つけようとしなくても大丈夫です。習慣として続けていると、自然に気づけるようになります。
Q: 全体像を描くのに時間がかかってしまいます
A: 最初は5分程度で十分です。慣れてくると1-2分で確認できるようになります。
習慣化のコツ
段階的に始める
- 第1週:①の「なぜ?」を意識する
- 第2週:②のつながり探しを追加
- 第3週:③の全体像確認も加える
記録をつける
- 気づいたつながりをノートに書く
- 「なぜ?」で発見したことをメモする
- 学習の全体像を図で描いてみる
大局観がもたらす変化
短期的な効果(1-2週間)
- 学習内容への理解が深まる
- 問題を解く際の視点が変わる
- 勉強への取り組み方が積極的になる
中期的な効果(1-2ヶ月)
- 応用問題への対応力が向上
- 知識の定着率が大幅にアップ
- 効率的な学習方法が身につく
長期的な効果(3ヶ月以上)
- 自分で考える力が大幅に向上
- 新しい分野への適応力が身につく
- 学習への自信と意欲が持続する
まとめ:「視点を上げる」意識から始めよう
継続的な成長への道
大局観は一朝一夕では身につきません。でも、今日から少しずつ「視点を上げる」意識を持つだけで、必ず勉強の景色が変わってきます。
「木を見て森を見ず」からの脱却
『木を見て森を見ず』とは、細部に気を取られて全体を見失うことです。
避けるべき学習パターン
- 目の前の問題に夢中になりすぎる
- 部分的な暗記に終始する
- 全体の流れを無視した学習
目指すべき学習スタイル
- 時々立ち止まって「森全体」を見渡す
- 個別の知識を体系の中で位置づける
- 長期的な成長を意識した学習
新しい発見への扉
きっと、「やってもやっても先が見えない」という迷路から抜け出せるはずです。
3つの習慣を続けることで得られるもの
- 学習の方向性の明確化
- 効率的な勉強法の習得
- 応用力の大幅な向上
- 持続的な学習意欲
あなたの勉強に、新しい発見がありますように!

個別指導WAM浜松校での大局観指導
当校では、生徒一人ひとりに合わせて大局観を育てる指導を行っています。
指導の特徴
- 「なぜ?」を重視した対話型授業
- 知識のつながりを意識したカリキュラム
- 全体像を把握できる学習進度管理
- 長期的な学力向上を目指したサポート
実践サポート
- 3つの習慣の定着をサポート
- 個別の疑問に丁寧に対応
- 学習の全体像を一緒に描く指導
- 継続的なモチベーション管理
お問い合わせ
所在地
静岡県浜松市中央区田町226-6 丸八平野ビル2階東
自習スペース利用時間
- 平日:16:00〜21:30
- 土曜:13:00〜19:00
- 講習期間:平日9:00〜
連絡先
- TEL:053-401-3037
- LINE:@093ysbpe
対象
小学生〜高校生
体験授業・教室見学
随時受付中
大局観を身につけて、本当の学力を一緒に育てませんか?
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